分割キーボード沼
最近、分割型キーボードを使っていますというか沼に浸かっています。もともとは、ディスプレイやスマホを長時間見続けた結果いわゆる「ストレートネック」になってしまい、首や肩に痛みが走るようになったのが発端でした。普通のキーボードでは、どうしても手が内側に回りやすく、肩が丸まってしまうため、少しでも姿勢を改善できる方法として分割型キーボードを使うようになったのです。
自作キーボードへ
最初は市販の分割キーボードを使ってみましたが、次第に自作キーボード業界の魅力に引き込まれていき、自分だけのオリジナルキーボードを作りたいという野望が芽生えました。現在は、roBaishという分割キーボードのキットを製作している方から基板を購入し、自分でハンダ付けを行ったり3Dプリンターでケースやキートップを作成したりしながら、自分仕様にカスタマイズしています。
黒と赤の配色は、機械式タイプライターの名作、Ettore SottsassデザインOlivettiのValentineをモチーフにしています(キートップの形状もリスペクトでやや似せています)
限られたキー数で広がる可能性
使っている分割キーボードは、39個のキーしかありません。通常のキーボードに比べるとキー数はかなり少ないですが、その分、レイヤー機能を駆使して全ての文字や記号、さらには各種ショートカットを割り当てる工夫が求められます。たとえば、数字キーの行がない場合でも、親指でシフトを押して別レイヤーに切り替え、必要な入力を実現しています。
私は基本的に2枚のレイヤーで全ての文字を入力できるようにしています:
また、例えば通常は左小指で押すコントロールキーも、タップと長押しで異なる動作を割り当てるなど、1つのキーに複数の機能を持たせることが可能になっています。シフトキーや、Macのコマンドキーなども同様に実現できるので、少ないキー数で効率よく機能を配置できるのが面白いところです。
最近の生成型AIの普及により、タブキーの利用頻度が増えている点があります。たとえばプログラミング作業で、AIが提案するコードをタブキーで確定することが多くなったため、タブキーを左親指に割り当てるなど、従来とは異なるキーマップの調整を行っています。
まとめ
こうしたキーマップの変更やカスタマイズ作業に没頭するのは、本当に「沼」にハマったような感覚です。普段の週末に取り組むこの作業は、締め切り前の切羽詰まった時間に逆に心の支えとなるかもしれません。次回も新たなアイデアを試しながら、自分だけの最適なキーボード環境を追求していこうと思います。
皆さんも、もしデスクワークで姿勢に悩んでいるなら、一度分割型キーボードの可能性に触れてみてはいかがでしょうか?
(口述メモをchatGPTで整理)